2022年11月11日
業務基準書作成の事例~サッポロドラッグストアー編~
前回は、生活協同組合コープさっぽろ様にインタビューさせていただいた内容を元に、「業務基準書作成の事例編」をお伝えしました。本稿では、サッポロドラッグストアー様にインタビューさせて頂いた内容を元に、「業務基準書作成の事例編 2」をお伝えしていきます。
ご回答者:(株)サッポロドラッグストアー マネジメントサービス本部
業務基準書推進担当リーダー 上見 渉(取材時点)
【問題点】
・「業務マニュアル」には業務の種類と方法は記載されているが、作業手順が不明確だった
・「作業マニュアル」リリース後、「業務マニュアル」の更新作業が追いつかなかった
・「作業マニュアル」の内容が細かく、1作業ごとのページ数が多くなり、作業の全体像を理解するのが難しかった
|
※ムジグラム(MUJIGRAM)とは、2,000ページに渡って無印良品の店舗に関するあらゆる業務のやり方を詳細に記載したマニュアルのこと。38億円の大赤字からV字回復を達成した優れたマニュアル。
作成者
|
業務基準書推進チーム(当初4名、現在3名)
|
業務基準書の規模
|
3,080ページ 696項目(2021年9月現在)
※OTC、本部、調剤合計
|
更新のタイミング
|
完成後即時更新(月平均27項目、200ページ分)
|
更新内容
|
「サツドラポスト※」や各部署からの改訂提案を基に内容を決定
※「サツドラポスト」とは、良品計画の「顧客視点シート」を参考に作成した全従業員が気軽に業務改善の提案ができるようにしたツールのこと。提案内容に対して本部が検討し、回答や改善に繋げていく。内容は、全従業員が閲覧することが可能。
|
更新方法
|
クラウド上のデータを更新
※一部、災害時など緊急対応に関わる項目は、紙(冊子)で更新
|