学校法人大和学園（第7回受賞企業・団体）

受賞の観点

提供サービス

“アカデミー・オブ・ホスピタリティ”をテーマとし、栄養、医療・福祉、調理、製菓・製パン、食育、ホテル、ブライダル、ツーリズムなどの分野で職業と実際生活に必要な専門教育を行っている。また、専門学校教育で培ったノウハウを活かし、生涯学習、エクステンション、コンサルティングなどの事業を通して、広く地域社会に貢献している。グループ校には京都栄養医療専門学校、京都調理師専門学校、京都製菓技術専門学校、キャリエールホテル旅行専門学校、ラ・キャリエール クッキングスクールがある。

ハイ・サービスのポイント

ホスピタリティ精神をもった専門職業人の養成をミッションと位置づけ、新たな資格、職種にも対応した教育を積極的に提供。さらに教育資産の活用によるエクステンション事業へも進出するなど、常に次代を見据えて明確なビジョンを描き、目標達成につなげていることが大和学園の強みである。

• 時代の変化へ迅速に対応するため、S.E.U.（最小教育単位）の視点からきめ細かい職業教育を展開。１クラス20名単位で構成することにより、専門教育の高度化・専門化に対応。２００９年４月には医療事務科・医療情報技師専攻コースやブライダル学科を開設。また調理や製菓分野では、料理やお菓子のジャンルごとに細分化した学科を２０１０年４月からスタートさせ、専門性の高い教育の提供を推進している。


• 満足度の高い授業運営や授業展開を実践するため、第三者機関による授業評価を実施。学生の声を教育に反映できる仕組みづくりとともに、継続的な改善に取り組むことによって、評価結果は年々向上している。


• 組織のフラット化と情報の共有化のためにグループウェア（サイボウズ）を導入。学生の指導履歴や就職希望など情報のデータベース化にも早くから取り組み、ICT環境の整備を推進している。担任のみならず副担任、担当教員で共有することにより、学生に対するOne to Oneの指導や就職活動のサポートに効果を上げている。


• 就職率は学園全体で95％以上と高い実績を残している。また、学生一人ひとりの個性や能力、希望などを踏まえ、キャリア・アドバイザーが学生の就職をサポートすることで、管理栄養士や栄養士、医療事務、調理師、パティシエ、ホテリエやツアープランナーなど学校で学んだことを活かした専門職種への就職率も高い。


• 資格・検定の実績も、管理栄養士国家試験合格率97.4％、診療情報管理士認定試験合格率100％（以上、京都栄養医療専門学校）、ふぐ処理師免許合格率74.0％（京都府平均は48.2％）（以上、京都調理師専門学校）、製菓衛生師国家試験合格率91.6％（以上、京都製菓技術専門学校）、レストランサービス技能検定（ＨＲＳ）３級の合格者が日本一（以上、キャリエールホテル旅行専門学校）と、各校で高い実績を残している。また、学校において食育を推進するために重要な役割を担う「栄養教諭」制度の創設を受けて、すぐに栄養教諭養成課程を開設するなどニーズに対応した教育をスピーディに提供している。


• 創設以来培ってきた教育ネットワークを活用し、企業や大学をはじめとする法人向け研修プログラムの提供や、出版、コンサルティングなど、多彩な教育活動の展開によって、地域社会へ「学び」と「気づき」の機会を提案している。例）秘書検定などの資格取得対策講座、ビジネスマナー研修、教材・テキストの制作、メニュー・商品開発、店舗開発コンサルティングなど