2014年7月23日
人生の最後の時間をどのように過ごすか、考えることはありませんか?新潟のグループホーム「からし種の家」は、一人のお年寄りを最期まで看取ると決意したところから始まりました。「自分らしく」人生を締めくくりたいお年寄りに私たちはどのようなサービスが提供できるのか-。
本書は、全国のコミュニティが実践したケアの事例を縦糸に、コミュティケアの理論を横糸に編まれています。介護保険制度がスタートして15年、一人一人のニーズに対応したサービスを提供するところまで制度は成熟していません。事例は、様々な壁に直面しながら歩みを進めてきたケアの担い手たちの苦闘を描いています。我が国の福祉は問題が多いけれど、捨てたものではないと、希望を抱かせてくれる一書です。
『ケアとコミュニティ ~ 福祉・地域・まちづくり』
大橋謙策 編著/ミネルヴァ書房
http://www.minervashobo.co.jp/book/b165901.html