事例紹介

2014年3月25日

株式会社ロック・フィールド ~「サラダで未来をつくる。」総菜の更なる可能性を追求して~


 「RF1(アール・エフ・ワン)」のブランドでデパ地下や駅ビル、駅構内を中心に出店し、全国の主婦にもお馴染みの総菜店を運営する株式会社ロック・フィールド。お客様のニーズに応じた様々な商品を提供し、進化し続けるロック・フィールド(第1回 ハイ・サービス日本300選 受賞企業)のハイ・サービスをご紹介します。

 42年前の1972年、創業者である代表取締役社長 岩田弘三氏の“「デリカテッセン」という新しい食文化を日本に広めたい”との思いが会社を興したきっかけでした。当時外食の勉強のために訪れたヨーロッパで、各国の食文化として根付いていたデリカテッセンに衝撃を受けたそうです。今では、「RF1」をはじめ、「神戸コロッケ」、「ベジテリア」、「いとはん」、「融合」、「グリーン・グルメ」「beOrganic」など多種多彩な総菜のブランドを展開されています。

<RF1(アール・エフ・ワン)の店舗>

 

★ハイ・サービス日本300選 第1回受賞★

サービスプロセスの改善 部門:
労働集約的なサービス業に製造業のノウハウを活用

★ハイ・サービス受賞のポイント★

独自の「製販一貫モデル」を更に進化させ「顧客が一番欲しいと思うタイミングで、一番良い状態の商品を並べる」というジャスト・イン・タイムを実現するためトヨタ自動車からプロを招いてサービスプロセスの改善を推進されています。

●トヨタ生産方式の導入
・秒単位の生産管理の徹底や、後工程に従ったスケジューリング、製造ラインのレイアウト変更などの「トヨタ生産方式」を導入。必要なときに必要なだけ生産し、ムダなく配送するジャスト・イン・タイムを実現するための取り組みを実施。

●新鮮・安心・安全の追求
・人の力と機械の力を適材適所で使い分けながら、上質・均一な商品を大量生産できる技術。
・鮮度よく安心・安全に届けるためのチルド物流も整備。
・店舗ではお客様の来店時間に合わせて調理し、一番鮮度の良い状態の商品を店頭に並べる仕組みを導入。

     <神戸ファクトリー>     <徹底された衛生管理>      
      

受賞時の詳細情報はこちらをご覧ください。

【現在のハイ・サービスの進化~公開情報より~】

●子ども達への食育の取組み
 ロック・フィールドでは、次世代を担う子ども達に対する「食育」への取組みも積極的に行われています。ロック・フィールドの「食べ物を知ろう」「食べることを楽しもう」「食べ物を大切にしよう」の3つの食育の考え方をベースに、食の楽しさはもちろん、食材の特徴や栄養、衛生管理の大切さなどを学び、生きることの原点である「食」への理解と関心が高まるきっかけづくりに取り組んでいます。
  活動の一環として、「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」にパビリオンを出展し、新鮮な野菜や果物を使ったジュース作りを通した体験型の学びの場を提供されています。
   →http://www.rockfield.co.jp/kidzania/index.html
 

【今後の取り組みの展望 ~岩田社長より~】

●総菜の更なる可能性を追求して

 「総菜」が産業として未成熟な時代だった1972年に、デリカテッセンの会社であるロック・フィールドをスタートし、そこから日常的な総菜へ、今日的なサラダへと進化させてきました。いま改めて世界的に注目されている、日本の伝統食が受け継いできた知恵を、もう一度「食育」という大きな観点からとらえ直して、新しい食文化を提案していきます。
 日本が少子高齢社会に入る中で活力を維持するには、もっと女性が社会で活躍する事が必要です。また、高齢者は培った技術やノウハウを生かして、社会への貢献が求められます。そんなときに活力の源泉になるような「豊かな食」を創造したい。私たちは、総菜の更なる可能性を追求し、今後も新しい食の価値創造に努めていきます。

 

企業情報や、サービスの詳細は株式会社ロック・フィールドのホームページをご覧ください。