2019年5月13日
日本サービス大賞フォーラム in 大阪 第2回受賞組織報告会 より
第2回日本サービス大賞 優秀賞 受賞
地域の魅力を価値に変える訪日外国人向け体験型旅行サービス
「観光地をつくるのではなく、観光で地域をつくる」
株式会社北海道宝島旅行社 代表取締役社長 鈴木 宏一郎 氏
我々は、「北海道を世界最高の観光地にする」を合言葉に、北海道内の体験型観光プログラムの造成、検索・予約サイトの運営、観光地域づくりの事業受託、インバウンド富裕層個人自由旅行者へのオーダーメイドツアーの提供に取り組んでいる。
このままでは地域は消滅するとの強い危機感のもと、自然・農山漁村の暮らしを観光資源として、増え続ける「資源」としての高齢者が観光客の相手をする仕組みを作り上げた。
ここで大事なことは観光地をつくるのではなく、観光で地域をつくること。この順番を間違えてはならない。
そのうえで、地域が一枚岩となって、基幹産業を誇り高く見せ、幸せな日常に観光客を「有料で」受け入れることで外貨を稼ぎ、そのお金を地域内に循環させることだ。また、子供たちを巻き込んで「うちの町すげえ!」と思ってもらい、将来、Uターンしてもらうことが重要である。町への誇りを養うとともに、高齢者にもガイドや受け入れプレイヤーとなってもらって、楽しみ、生きがい、副収入、健康を獲得してもらう。
地域の普段の日常は、特に外国人にとってはまさに「異・日常」そのもので、このギャップがお金に結びついていくのである。
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※数字や名称・肩書などは2019年1月講演当時のものです。