京都試作センター株式会社（第4回受賞企業・団体）

受賞の観点

提供サービス

京都試作企業の窓口として、顧客となる試作発注企業の開発・購買機能の代行と、試作パートナ企業の営業機能の代行を行い、発注企業のニーズにマッチする試作企業を紹介することで地域産業のビジネスチャンス拡大に寄与している。　

ハイ・サービスのポイント

同社の強みは、パートナー企業の特色を巧みにアピールしながら、顧客の細かなニーズや要望に対応する「デマンドチェーンマネジメント」システムによって、双方にとって存在価値の高いニューミドルマンの役割を構築し、産業振興を実現した点にある。

• 2001年、京都機械金属中小企業の10社が「顧客の創造」をテーマに、京都を試作の一大産地にするため、試作加工に特化したウェブサイト「京都試作ネット」を立ち上げる。その後、より効果的、効率的に試作産業を推進するための中核となる法人組織として2006年に同社が設立。


• 各分野に精通した「試作アドバイザー」を充実。試作アドバイザーが顧客とパートナーの間で試作相談や問い合わせなどに対応することで、確度の高い試作案件を紹介する仕組み。


• 迅速な相談回答のため、試作アドバイザーやインターネットを利用した独自の「試作受発注システム」により２時間以内の回答時間を目指す。


• 「オンリーワン技術」「カリスマ職人」「イチオシ設備」などのユニークなネーミングなどで、それぞれのパートナー企業の特色をアピール。


• 相談複数の分野にまたがる複雑で高度な試作は、あらかじめ形成している試作グループにより共同開発を行い、産学連携によって大学の技術も活用。