受賞の観点
リサイクルできる梱包財を開発し、環境保全と物流コスト低減を実現
URL |
http://www.eco-biz.co.jp/ |
業種 |
その他サービス |
所在地 |
大阪 |
事業概要 |
環境対応、物流包装資材製造販売、容器包装リサイクル法対応事業 |
市場特性 |
イノベータ型 |
業態特性 |
ソリューション型 |
取引特性 |
BtoB型 |
環境特性 |
広域サービス型 |
提供サービス
使い捨てのストレッチフィルムを用いている物流業界に、その代替品として梱包用荷崩れ防止ベルト「エコビズベルト」を開発、供給。エコビズベルトのメンテナンス、リース、リサイクルサービスを提供する。
ハイ・サービスのポイント
同社の強みは、物流の梱包材という目に付きにくい領域でそのコストと環境側面の見直しを図り、様々な科学的・工学的アプローチによって構造と素材の改善に取り組むことで経済産業省が進める環境ソリューションビジネスである「グリーン・サービサイジング事業」を確立した事業創造力にある。
- 経済産業省の「平成19年度グリーン・サービサイジング事業」の支援を活用し、新たな事業モデルを構築。
- 梱包材として使われていたストレッチフィルムは、大量に使用することと使い捨てであることから莫大なコストがかかり、焼却時には二酸化炭素発生という問題も含むことから再生ポリエステル生地を利用したリユース可能な荷崩れ防止用のベルトを開発。1000回以上の使用に耐え得るようベルト製造委託先である五十嵐貿易と共に縫製等の工夫を図る。
- 導入企業の初期投資の軽減、また原材料の安定的な確保を考え、東銀リースを窓口として「リース」という形で提供を行う。
- リースにて供給したベルトのメンテナンスなどのサービスを行い、リース期間満了のベルトを回収し世界で唯一「繊維to繊維」の技術を有する帝人ファイバーと連携し、ベルトを含む繊維製品にリサイクルする。
- より幅広く情報管理ができるようNECと連携しRFID(微小な無線チップ利用の非接触識別)を埋め込む方法を開発。実用化に成功。
- ヤマトグローバルロジスティクスジャパンと連携しベルトに係わる配送を一括することで、リース→ベルト回収→リサイクルという循環型サービスを確立。
- 従来のストレッチフィルム使用に比べ、エコビズベルトを使用した場合は、二酸化炭素の発生量を約98%削減(*)し、コストも約10分の1以下に抑えることが可能。 (*同社が一定条件下で比較した参考値)
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