受賞の観点
URL |
http://www.gankofood.co.jp/ |
業種 |
飲食・生活関連サービス |
所在地 |
大阪 |
事業概要 |
和食・寿司を中心に炉端焼き・居酒屋・とんかつ専門店等の業態でフードサービス事業を展開、自家製豆腐の製造・販売、デリバリーセンター |
市場特性 |
マルチプレイヤー型 |
業態特性 |
ハイバリュー型 |
取引特性 |
BtoC型 |
環境特性 |
広域サービス型 |
提供サービス
チェーン展開による「システム力」と、優秀な人材が支える現場の「人間力」により“旨くて安くて楽しい”フードサービスを提供している。
ハイ・サービスのポイント
同社の強みは、創業以来着実にチェーン店を増やす中で、顧客のニーズ変化を読み取り、「安くて旨いがんこ」から、安くて旨いに“楽しい”を加えた高付加価値サービス提供へと舵を切って、バイイング力・システム力・人間力という3つの視点から改革に取り組んで成果を上げた点にある。
- バイイング力:バイイング力は、和の食文化を中心に、食材にこだわる同社ならではの取り組みで、よりおいしい食材を調達する力、食材を開発する力をいう。同社では、和歌山の漁港で昼までに水揚げされた獲れたての魚をその日の夕方には店舗に届ける独自の配送システム「がんこ紀州便」で鮮度を保った調達を実現するなど数多くの取り組みを行っている。
- システム力:システム力では、マーチャンダイジングシステム、物流関係のシステム、受発注システムから、独自の勤怠管理システムまで、さまざまなシステムを導入し、効率化やサービスの向上を図っている。
- 人間力:同社では人間力を競争力の源泉と位置づけ、接客・調理を含めた基本を徹底するだけでなく、「提案力」を目標に改革に取り組む。例えば、20年以上前から「QCサークル活動」に取り組み、自分たちが考えたアイデアを年に2回、誰でもみんなの前で発表できる機会を提供している。料理長、店長はもとよりパート従業員までも参加し、各店舗で実践される業務改革、独自のサービスなどを共有化している(2005年度は日本科学技術連盟主催のQC全国大会に近畿地区代表で出場し、外食産業ではいち早く銀賞と特別賞を受賞)。
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