受賞の観点
提供サービス
1997年から行動展示による施設づくりに着手し、それ以降来園者数が増加。2006年度には入場者数304万人(前年比98万人増)を記録した。
ハイ・サービスのポイント
来館者数の落ち込みに対して、「行動展示」という新しいコンセプトを導入。マスコミ報道の相乗効果による集客拡大によって、地域の活性化に寄与している。
- ペンギンのプールに水中トンネルを設けたり、ライオンやトラが自然に近い環境の中を自由に動き回れるようにするなど、動物たちが動き、泳ぎ、飛ぶ姿を間近で見られる施設づくりを行っている。冬のペンギン散歩は旭山動物園最大のイベント。このほか、「もぐもぐタイム」と題し、動物ごとに時間を設けて好物な餌をあげて動物の行動を展示するイベントも行われている。
- このような取り組みが評判をよび、1997年以降入園者数が増加している。2004年7月は18万5461人、8月は32万1500人の入園者数を記録、これは恩賜上野動物園を抜いて日本一の月間入園者数である。平成18年度の入園者数は300万人を超え、350万人の来園者があった上野動物園に次いで2位となる。全世界レベルでも8位の入場者数を誇る。
- 2005年11月15日、NHK「プロジェクトX・旭山動物園~ペンギン翔ぶ~」に取り上げられた。また、2006年5月13日には、フジテレビ系列で旭山動物園をモチーフとしたスペシャルドラマ「奇跡の動物園~旭山動物園物語~」が放送された。2009年春には映画「旭山動物園物語」の放映が予定されている。
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