ＮＰＯ法人アスクネット（第7回受賞企業・団体）

受賞の観点

提供サービス

地域住民を「市民講師」として、学校にコーディネートする「市民講師ナビ」を運営。行政とも協働し、キャリア教育のサポート、キャリア教育支援人材（教育コーディネーター）の育成事業などに取り組む。高校生向けのキャリアデザインマガジン『Schan（エスチャン）』を発行。市民参加型教育イベント「愛知サマーセミナー」等の支援など、学校と地域社会を結びつけ、地域のトータルな活性化につながる人材育成サービスを提供している。

ハイ・サービスのポイント

学校教育のなかに、「市民講師」として地域市民を巻き込むことにより、子どもたちに様々な大人（地域住民）との出会いを提供するだけでなく、一般市民が「講師」となって、学校教育にかかわる機会をコーディネートすることで、市民（講師）の意識も変革。これにより、キャリア教育を促進するとともに、地域の活性化にも寄与してきた。

• 様々な知識、経験、特技などを有する地域の企業経営者・技術者・住民を講師として、学校の要請に応じてキャリア教育をコーディネート（「市民講師ナビ」）することで、教育の現場である学校に、市民の教育力を導入するべく、働きかけている。


• 市民講師のコーディネートだけではなく、学校（教員）のキャリア教育授業の支援のためのプログラム作成・提案、および支援人材（コーディネーター）の育成も取り組んでいる。


• 多くの一般市民が、学校教育にかかわるための講師研修も実施。


• 市民参加の教育イベントの運営をサポートすることにより、学校と地域を結びつける支援を行っている。教育イベント例：誰もが先生・誰もが生徒「愛知サマーセミナー」、市民と学校が祭りを通じてつながる「オータムフェスティバル」、授業への新しい取り組み・課題への挑戦を持ち寄る「授業改革フェスティバル」


• 愛知県内の高校生を対象にしたフリーペーパー『Schan（エスチャン）』を発行。同誌は、高校生が自らの生き方・キャリアについて考えることを促すキャリアデザインマガジン。


• 行政の委託事業において、産業界と行政と連携を図りながら、地元教育機関へ市民講師を活用したプログラム、体験型ワークショップなど様々な教育プログラムを提案することによって、学校と地域を結びつけた。


• 地域市民の教育機関と結びつきたいというニーズの掘り起こしをしながら、学校サイドに地域市民を巻き込むプログラムを提案することによって、学校と地域を結びつけた。


• 行政からの委託事業を活用し、キャリア教育のコーディネートを進めることで、地域企業に教育事業に取り組むきっかけを提供、プログラム作成・授業支援を実施。【委託事業例】 ?愛知県「人材育成コーディネート推進事業」（2009年度）：キャリア教育促進を目的に支援人材の雇用・育成、県立高校への社会人講師派遣、小中学生を対象にしたものづくり講座の実施。 ?経済産業省「社会人講師活用型教育支援プロジェクト」（2008年度～）：小学校5・6年生の理科の授業に企業の技術を活用したプログラムをコーディネート（名称が異なる同様の委託事業を2007年度も受託） ?経済産業省「キャリア教育民間コーディネーター育成・評価システム開発事業」（2008年度・中核コーディネーターとして全国の取りまとめ役を担う、2009年度・地域モデル事業者として受託）：キャリア教育の推進に取り組みながら、支援人材（コーディネーター）の育成システムを検討　 ?経済産業省「地域自律民間活用型キャリア教育プロジェクト」：2005～2007年度　瀬戸商工会議所からの再委託として受託。瀬戸におけるキャリア教育推進をサポート。2007年度　中核コーディネーターとして全国の取りまとめ役として、「キャリア教育ガイドブック」を制作。 ?愛知県「NPO提案型協働モデル事業」（2004年度）：高校生のためのキャリア教育支援ブックの作成、WEBサイトの構築。