受賞の観点
規格外野菜などを含む地産地消のビジネス展開で地域に貢献
URL |
http://www.budounoki.co.jp/ |
業種 |
観光・宿泊・リゾート |
所在地 |
福岡 |
事業概要 |
ウエディング・旅館・レストラン、ギフト・パン製造販売・果樹栽培ほか |
市場特性 |
ニッチスペシャリスト型 |
業態特性 |
ハイバリュー型 |
取引特性 |
BtoC型 |
環境特性 |
地域サービス型 |
提供サービス
地産地消を進めるために、メニューを固定しないビュッフェスタイルのレストラン展開や農産物の加工・販売などにより、地域の農魚業の活性化に貢献している。
ハイ・サービスのポイント
同社の強みは、産地化されていない地元農魚業の苦境を見据える中で、規格外野菜などを活用した「ビュッフェレストラン」というサービス提供コンセプトにたどり着き、30万人の観光客と30億円の売り上げを実現し、高い経済効果によって地域貢献を果たした点にある。
- 同社のある岡垣町は農業地域ではあったが、ブランド形成して全国に売るという「産地化」が進んでおらず、多品種少量生産で、また売り物にならないものは廃棄されていたことから、地産地消を進めるためメニューを固定せず、旬のものでまかなう「ビュッフェレストラン」スタイルでのレストラン展開によって、市場に出せない規格外の野菜を買い取り、使用。
- レストランで使用するだけではなく、大量に残った傷もののトマトを漬物に加工して販売するなど、地域の農家の実情に即した事業運営を行う。農業・漁業の1次産業、地元の農作物や魚介類で料理や加工品をつくる2次産業、それらを提供するレストランや旅館という3次産業を合わせた地域の「6次産業化」を目指すことで、地域の活性化に大きく貢献。
- 現在では、福岡県内で直営4店、福岡県外では東京・丸の内、横浜、町田などフランチャイズ16店を展開するまでに成長し、「ぶどうの樹」を中核に、売上高は2007年度には約30億円に拡大した。
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