株式会社デジタライズ（第5回受賞企業・団体）

受賞の観点

提供サービス

中小規模のＷｅｂサイトや個人ブログの広告枠スポンサーと、広告主とをつなぐマーケットプレイス「Pitta!」を開設し、自サイトの広告枠を売りたいニーズと、Ｗｅｂ広告を出したいニーズをマッチングさせるサービスを提供している。

ハイ・サービスのポイント

ネット広告においては、大手広告会社やその系列下にあるレップ（広告枠仲介事業者）などが、媒体価値の高いサイトはもとより人気の高いCGM（消費者生成メディア）に至るまで広告枠をネットワーク化し、その価格体系に組み込んでいる。同社の強みは、大手広告会社・レップが扱いたがらない地方のサイトやCGMへの、手軽で合理的な広告出稿の道を切り開いた点にある。

• 2007年10月、広告マーケットプレイス「Pitta!」を開設。広告主は、大手ポータルサイトから個人ブログまで、様々なサイトの広告枠を広告枠検索機能によって調べたり、年齢やジャンル・地域などサイトの属性を細かく絞り込むことも可能になり、媒体社側は、価格を決めて「Pitta!」に登録するだけで、広告枠を広くアピールでき、手軽に広告主を募集できる。


• 規模や目的に応じた費用対効果の高い広告出稿を可能にするため、期間保証で、コアターゲットが集まるサイトをピンポイントで指定できる「セルフマッチ広告」、表示回数保証で、｢Pitta!｣に登録しているほとんどの媒体に短期間に大量の広告を配信することができる「インプレッション広告」の2種類を提供。


• 広告素材を｢Pitta!｣のアド・サーバー（広告配信を行う専用のソフトが組み込まれたサーバー）にアップロードすれば、各サイトへの配信はアド・サーバーが自動的に行うため、媒体社側では通常必要な広告表示をカウントする仕組みが不要になり、またアド・サーバーが広告の表示回数やクリック数などを採取するため、広告主は、通常広告掲載期間終了後に入手する広告掲載レポートを毎日確認することができる。


• 登録媒体数は、開設当初の900から2008年11月には2,000を突破し、同社のネットワーク全体で、月間3.5億インプレッションを配信。広告主は全国に分布していることから、広告マーケットプレイスが全国的なニーズに応えていることが分かる。