受賞の観点
フレームワークを脱し、「問題解決能力」を身につけて育つ優秀な人材
URL |
http://www.worksap.co.jp/ |
業種 |
情報通信・ITサービス |
所在地 |
東京 |
事業概要 |
大手企業向けERPパッケージシステム「COMPANY」の開発・販売・サポート |
市場特性 |
ニッチスペシャリスト型 |
業態特性 |
ハイバリュー型 |
取引特性 |
BtoB型 |
環境特性 |
広域サービス型 |
提供サービス
大企業を対象とした、基幹業務の必要な情報を一元管理するERPパッケージシステム「COMPANY」を始めとするソフトウェアの開発・販売を行っている。
ハイ・サービスのポイント
同社の人材育成は、同社が置かれた厳しい競争環境から必然的に生まれた「加圧トレーニング」ではあるが、同社の確かな実績と成長性を見れば、独創性に乏しいゆえに世界的なソフトウェアを開発できなかった日本のソフトウェア産業の弱点を打ち破る貴重な実践として学ぶべき点も多い。
- ベンチャー企業が大手企業向けにERP(統合業務パッケージ)を開発・販売するには、開発の困難さや大手企業への参入経路などの高いハードルがあり、優秀な人材が必要であった。例えば、同社では当初から直販だけを考えていたことから、営業担当者は、飛び込み営業やトップセールスが効かない大手企業のシステム部門や人事部に対して販売にあたる必要があり、高いスキルや試行錯誤が必要とされた。
- 同社では、自ら問題を見つけその解決手法までを自らの手で導き出す力を 「問題解決能力」と考え、そこにはロジカル・シンキングに加えてクリエイティブ・シンキングという「発想転換能力」も必要だとし、これを身に付けた人こそが同社が求める「クリティカル・ワーカー」であると定義。
- この「問題解決能力」発掘型の採用施策として、新卒者向けの「問題解決能力発掘インターンシップ」や、若手社会人を対象にした「問題解決能力発掘プログラム」「社会人インターンシップ」などを実施。人材開発に注力している。
- 日常的に「問題解決能力」を駆使させるため、「Works Way」という5項目からなる行動指針を定めている。例えば、「他責NG」、つまり人や状況のせいにしないということで、どんなに条件が悪くても、それを踏まえて解決するのが仕事だという自覚を身に付けさせるようにしている。
- 「問題解決能力発掘インターンシップ」は年間3万人以上の学生が応募。また、未経験から問題解決型の研修を通して採用する「問題解決能力発掘プログラム」「社会人インターンシップ」 などにも多くの応募者を集めている。
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