受賞の観点
人月によらない評価基準と高い技術力で独立系ベンダーの地位を確立
URL |
http://www.jastec.co.jp/ |
業種 |
情報通信・ITサービス |
所在地 |
東京 |
事業概要 |
ソフトウェア技術開発・販売 |
市場特性 |
ニッチスペシャリスト型 |
業態特性 |
ハイバリュー型 |
取引特性 |
BtoB型 |
環境特性 |
広域サービス型 |
提供サービス
ソフトウェア開発専業を志向する独立系のソフトウェアベンダー。能力成熟度モデル統合(CMMI) では、国内では数例しかない最高レベル5を達成している。
ハイ・サービスのポイント
同社の強みは、科学的・工学的なアプローチにより、発注者と受注者の双方に蔓延していた開発業務の不透明な評価(人月計算)によらない、独自の評価基準をベースにした生産管理と品質管理の仕組みをつくり上げ、同時に自社の技術力を高めて独立系ベンダーとしての地位を確立したことにある。
- 同社では、「営業」の基本方針として「マンパワーリースではなく、請負契約による受注を推進する」ことを掲げ、具体的施策としては同社独自の見積方式により、品質、コスト、納期などの裏付けのある見積もりを提案。
- 「製造」の具体的施策としては、成果物の量と生産性を全社統一基準と個別の変動要素分析により科学的に見積もるとともに、成果物の出来高と集団・個人の生産性の実績を把握することにより、計量的な予実管理と評価を実施。これは同社が創業以来、開発をする際の見積もりや実際に開発した結果を生産管理のデータとして蓄積してきたことで可能になった。
- 開発の中核である「技術」の具体的施策では、成果物の量と品質に基づく、開発コスト、開発効率の管理を推進し、計画時の設定条件を計数化したり、設定条件の変化を測定して阻害要因の排除を行ったりすることで、技術力を正しく評価できるようにした。
- 最終的段階である「購買」の具体的施策では、発注側の経営方針や管理能力などを同社が評価するというユニークな仕組みを掲げている。
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