受賞の観点
ユーザーが真に必要とする情報を提供する購買支援サービス
URL |
http://kakaku.com/ |
業種 |
情報通信・ITサービス |
所在地 |
東京 |
事業概要 |
インターネットメディア事業 |
市場特性 |
ニッチスペシャリスト型 |
業態特性 |
ハイバリュー型 |
取引特性 |
BtoC型 |
環境特性 |
広域サービス型 |
提供サービス
購買支援サイト「価格.com」や、高級ホテル・旅館の予約サイト「yoyaQ.com」、グルメ・レストランのクチコミサイト「食べログ.com」、新築分譲マンション検索サイト「マンションDB」の企画・運営を行っている。
ハイ・サービスのポイント
同社のサービスは、「価格」と「クチコミ」だけではなく、価格・スペック・クチコミなどを全て<データ>として捉え、サービスごとに何がユーザー本位の購買支援に必要なデータか、という観点でサイトを構成している。このユーザー本位の戦略と戦術こそが同社の強みである。
- サイト利用者から利用料を取らず、広告や集客・販売手数料を収益源とする同社にとって、強みであるパソコンや家電の価格比較を目的として訪れるネットリテラシーの高い利用者だけでなく、多くのカテゴリーに対し幅広い利用者に訪れてもらうことが成長に向けた必須条件であったことから、2007年、大幅なサイトリニューアルを断行。トップページのカテゴリー配列(利用者にとっての入り口の役目を果たす)や、消費財などの型番のない商品にはヒットしなかった検索機能の見直し、購買行動にバイアスをかけるとの判断から控えめに扱っていた「ランキング情報」を、初心者のために拡充し、大きく扱うように変更。
- さらなる「ユーザー本位の新しい購買支援サービス」の提供を目指し、「価格.com」に続き、新規サイトの企画・運営や、クチコミなどの評価情報を提供するサイトのM&A(合併・買収)により、高級ホテル・旅館の宿泊予約サイト「yoyaQ.com」、グルメ・レストランのクチコミサイト「食べログ.com」、旅行のクチコミサイト「フォートラベル」などを開設。また、どのジャンルのクチコミにおいても、クチコミを書き込む人を大切に扱うことを心がけ、少しでも書きたくなるような機能を作ることに取り組む。
- 2007年には新築分譲マンション検索サイト「マンションDB」を開設。新築マンションのクチコミという難しい領域において、一生に数回という大きな買い物の支援に必要なデータは何かを吟味し、物件周辺の環境が良くわかるようにストリートビューに対応、「こだわり検索」では「家事快適性」「子育て快適性」「立地利便性」といった環境や立地条件、設備など、計80のカテゴリー項目からの物件検索機能を付加。また全国約800都市(市区レベル)のデータを「老後・医療」「教育」「安全・安心」「経済」の4カテゴリーに分類し、官公庁が発行する報告書、統計書などを集計、偏差値を算出した「街力分析」というユニークな情報を提供している。
- 「価格.com」では、2007年のリニューアル以降、月間利用者数が増え続け、2009年1月には1800万人に上っている。
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