受賞の観点
業種や就業形態に合わせて利用者が検索しやすい求人サイトを構築
提供サービス
ユーザーが、求める就業形態に合わせた求人情報検索ができるよう、アルバイト求人情報、派遣求人情報、転職求人情報など様々なサイトにおいて、求人情報を提供している。
ハイ・サービスのポイント
- 求人情報サービスで顧客のLTV(顧客生産価値)を上げようとすれば、アルバイト、就職、転職と個々の局面でのサービス充実化を考えがちだが、「日用品は買い続けるが、仕事探しは毎日するわけではない」(同社談)。同社の強みは、社会変化の中で随時発生してくる様々な就業形態に合わせて、絶えずサービス・ラインナップの改善を行ってきた点にある。
- 従来の求人情報誌では、ページをめくりながら面白そうな仕事を探すスタイルが一般的であったが、ネットには職種・勤務場所・時給などの条件で検索しなければ希望の職を探し出せないという欠点があったため、同社では検索自体の問題に加えて、検索結果の中でどうやって特定のものを目立たせるかを課題に取り組む。派遣情報に特化した「はたらこねっと」では、ありきたりな検索項目だけではなく、ユーザーが仕事を選ぶ時の様々な視点で検索条件を入れられるように工夫。また2003年には「はたらこねっと」をi-mode公式サイトとしてオープンさせるなど、いち早く携帯電話での情報提供を開始し、ユーザーの利便性を図った。
- 2002年、「はたらこねっと」からアルバイト情報を独立させた「バイトルドットコム」を開設。2003年にはi-mode公式サイトに、さらに2007年にはGPS携帯の普及に歩調を合わせて「GPS検索」を実装。通いやすい場所や、家や学校の近くなどで働きたいというニーズに合わせた検索を可能にした。
- 検索性の高さや、検索結果情報や詳細情報をいかにユーザーニーズを満たすものにしていくかについて、ユーザーのモニタリングを行いながら、年に数回のリニューアルを行っている。
- ワーキングマザーに特化した派遣求人情報サイト「はたらこママ派遣」(2008年8月)や、主婦・主夫向けアルバイト情報専門サイト「ママバイトル」(2009年1月)、アルバイトから社員を目指すアルバイト情報専門サイト「社員バイトル」(2009年1月)、エンジニア向け専門サイト「はたらこエンジニア派遣」(2008年12月)、医療・介護系に特化したモバイル版専門サイト「はたらこ医療・介護派遣」、販売系に特化したモバイル版専門サイト「はたらこ販売派遣」(2008年12月)などを開設することで、ターゲットごとのニーズに適応していくとともに、集客効率をあげ、プロモーションがしやすい環境を作っている。
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