2012年12月10日
「新しいプロダクト・サービス・システム(PSS)の開発のために」と題して海外よりスピーカーを招聘し、実施しました。プロダクト・サービス・システムの研究が進んでいるヨーロッパより来日されたTim McAloone教授、Holger bochnig氏、Patricia Egede氏、坂尾知彦教授による各講演をコーディネーターである新井民夫・芝浦工業大教授により進行しました。
プロダクト・サービス・システム(PSS)は、従来の製造業の製品販売を中心とするビジネスとは異なり、製品とサービスを一体化して価値を供給するビジネス形態を指しています。各研究分野から、製品のライフ・サイクルの視点に基づいた事業戦略、プロダクト・サービス・システムのためのIT活用、環境負荷を低減するカーシェアリングでの事例紹介、清掃業界や製紙業界での事例紹介等についてお話をいただきました。最後に新井教授より、学術的な視点で、製品サービスシステムの分類、サービス研究の方法について紹介があり、10月に新規設立したサービス学会においてさらに本研究分野の開拓がおこなわれる旨、説明がありました。