ハイ・サービス日本300選
2016年6月3日
今回は、「株式会社五味八珍」のハイ・サービスのポイントを紹介します。暗黙知であった調理技術を形式知化することで技術の標準化に取り組むとともに、これを判定する独自の認定制度を導入することで、均質・均一で高品質なレストランの多店舗展開を実現しています。
そんな五味八珍のハイ・サービスのポイントと、社内認定制度の拡充についてご紹介します。
★ハイ・サービス日本300選 第9回受賞★
独自の認定制度による人材の育成で、均質化された高品質なサービス提供を実現
★ハイ・サービスのポイント★
【第9回受賞時のポイント:サービスプロセスの改善】
●提供サービス
中華ファミリーレストラン「五味八珍」を運営し、現在、静岡・愛知・山梨県下に42店舗、FC7店舗を展開している。
●ハイ・サービスのポイント
同社の強みは、従来は暗黙知であった調理技術を形式知化することで技術の標準化に取り組むとともに、これを判定する独自の認定制度を導入することで、均質・均一で高品質なレストランの多店舗展開を実現している点にある。また自発的なサービスマインドを醸成する仕組みづくりや、サービスのベストプラクティスの横展開にも取り組み、高い顧客支持につなげている。
受賞の詳細はこちらをご覧ください
【現在の取り組み -インタビューより- 】
認定制度の更なる拡充に加え、新たに接客の認定制度(SS) の実施を開始。新入社員の研修期間を30日から45日に増やし、より店舗での実践に即したプログラムにしました。
また、100クラブ(ハンドレットクラブ) という制度を確立。接客において、お客様の顔と名前を100名憶え、名前でお呼びする事で顧客とのコミュニケーション、満足度のアップ、接客係のモチベーションアップを図っています。100名毎に本部にて表彰を行っており、現在最多は400名の顧客の顔と名前憶えている社員もおります。
【今後の取り組みの展望】
接客認定制度の拡充、ステーション制との連動。マニュアルの映像化を図る事により、言葉だけでなく動作での理解力と急所(ポイント) の見える化していきます。
また、紙のマニュアルからタブレット等の端末化を進める事で現場での対応性、利便性の向上を図ります。
株式会社五味八珍のホームページはこちら